幸せな働き方
◆会社名:富士通ネットワークソリューションズ労働組合
◆ご担当:副執行委員長・桜庭様
◆企業概要:
労働組合構成メンバー:約1,250名 今回参加者:北海道から沖縄までの職場の代表者
<実施概要>
幸せな働き方 2017年8月5日 9-12時 労働組合職場委員約60名
Q:導入理由・きっかけは何でしょうか?
A:毎年、組合では年間の運動方針を決定する「代議員大会」を実施しておりますが、そのタイミングで機関要員研修会を開催しております。その教育のテーマについては、毎年変更していますが、今年のテーマを執行部で検討している中で、昨今の潮流から働き方改革をテーマに考えておりました。
様々な先生を探している中で、弊社の教育推進部門から本プログラムを紹介してもらいました。
実際に、働き方改革を進めている中では、改革が進めば進むほど、一部の人に負荷がかかっている現実が見えてきました。
変革に伴うリソースの再配置ということで部門の人員が減り、一部の人にはこれまで以上の仕事量になってしまっているようです。
また、長時間残業の抑制により残業は出来ない。でも、仕事量は変わらない中での品質・納期の確保というプレッシャーもかかっている様子です。
そのような背景から少しでも働く上での意識面において、気持ちが楽になるようなテーマで今年は実施したいと考えておりました。
Q:導入するにあたってのハードルはなかったでしょうか?
A:テーマについては、すんなりと決まりました。また、事前に井上さんと顔合わせをする中でイメージも湧いて、特に懸念はありませんでした。
たまたま同郷で親近感が湧いたということもあるかも知れませんが(笑)
その上で、当日のセミナーをより効果的にするために工夫をしました。
前日の夜から、テーマに関連する準備をしました。具体的には、交流会において、ストレスチェック的なクイズを実施しました。そのクイズは想定以上に盛り上がりましたよ(笑)
クイズを通じて、自分のストレス状況を理解し、働くことと幸福が繋がるような流れにしたことで、セミナーにスムーズに接続がなされ、セミナー中の集中力に繋がったように感じます。
Q:実施後、どのようことを持ち帰ってもらいたいとイメージしていたのでしょうか?
A:仕事の中身は一朝一夕では変えられません。でも組合員の気持ちの持ちようは変えられることは出来ると思います。
気持ちが変化し、前向きな気持ちを持ってもらえたら良いなとの想いを持っておりました。
仕事を通じて、幸せを感じられるような感覚を持てる何かきっかけをつかんでもらいたいとの願いを持っております。日々、嫌な思いをしながら仕事をするのではなく、何か少しでも幸せを感じられる工夫が自分でも出来ることを望んでおりました。
Q:実施内容については、イメージ通りだったでしょうか?
A:井上さんの話術が素晴らしかったですね。話の展開が上手で、掴みはOK!でした(笑)
男性が多い会社で、そのような背景もあるかも知れませんが、論拠を数値で提示するなど納得度、共感度が高い話し方で、参加者の食いつきが良かったというのが率直な印象です。
その中で、特に響いていたメッセージとしては、「自分で幸せ、幸福度はコントロールできる、トレーニングで上げることが出来る」で、多くの参加者が反応をしていたように思います。
また、参加者の皆様が無意識でやっていたことが、論拠と共に示させるようなメッセージもあり、「これで良かったんだ」との感覚が持てていたようで個人的には嬉しかったですね。
Q:今後に向けてのアドバイスがあったらお願い致します。
A:時間の制約があったので仕方が無いことでしたが、質疑応答の時間を十分に確保することが出来れば、もっと参加者にとって実りある時間になったのでは無いかと思います。
<プログラムの概要>
◆マインドフルネス:日々のビジネスにおいて、雑念に囚われることなく目の前の仕事に集中する力を高め、また、周囲と協働するための心を取り戻し、
チーム力向上を目指す(3時間)→ 詳細はこちら
ファシリテータープロフィール
井上 広法
(いのうえ こうぼう)
- 浄土宗光琳寺 住職
- 浄土宗栃木教区 参事
- hasunoha 共同代表
- 未来の住職塾サンガ 副会長
- 寺子屋ブッダ プログラムディレクター/講師